AliExpressで見かけた、CVJ NOZOMI。
2DD + 1PDという構成に、期待が膨らんだ。
低域の力強さとプラナーの繊細さ、両方を味わえるかもしれない。
Nozomiのイラストが描かれたフェイスプレートも可愛くて。気がついたら、ポチっていた。
届いてすぐ、お気に入りのZiiGaat Odysseyと聴き比べてみる。
視界が一瞬で晴れるような、透明感。
でも、どこか違和感がある。中高域の「刺さり」が、少しだけ気になる。
この子の個性を、どう愛でればいいんだろう。
音楽は、どこまで心に近づけるのだろうか?
・2DD+1Planarが描く、どこまでも澄み渡る高域の透明感と解像度
・ノズル交換で「鋭さ」を「艶」へ。リケーブルで音色を追い込める楽しさがある
・A10kクラスの常識を疑いたくなる、繊細な響きを求める人への最適解かな

かれるみ再レビューも気になったら読んでほしいな


スペック
- ドライバー構成: 2DD + 1PD(10mmダイナミック + 6mmダイナミック + 平面駆動型)
- ケーブル: 4芯銀メッキケーブル、2pin 0.78mm
- プラグ: 3.5mm / 4.4mm 交換可能
- 付属品: 交換用ノズル3種(シルバー、ゴールド、ブラック)、フェイスプレート2種、イヤーピース複数サイズ、アクリルスタンド、缶バッジ、専用ケース
装着感とイヤーピース
筐体サイズは標準的。耳にすっぽりと収まって、しっくりくる。
長時間つけていても、圧迫感や違和感はない。
イヤーピースは付属品ではなく、AZLA SednaEarfit ORIGIN Standardを使っている。
フィット感が良くて、NOZOMIの音を素直に伝えてくれる。
フェイスプレートの磁気吸着は確実。
交換も簡単だし、2pinケーブルの接続もガタつきなく安定している。
三種のノズル聴き比べ:音の引き算を試す
NOZOMIには、3種類のノズルが付属している。
それぞれ、音の表情が少しずつ違う。まずは標準付属ケーブルで、この違いを確かめてみた。


シルバー:標準装着ノズルで、ここが基準
基準となる音。透明感があって、NOZOMIの実力を素直に感じられる。
ただ、僅かにサ行が刺さりを感じる瞬間がある。高音が、少しだけ鋭い。
ゴールド:クッキリ感重視かな
最もキラキラとくっきりする。視界が一段と晴れるような、鮮やかさ。
でも、刺さりがキツい場面も。長時間聴くには、ちょっと疲れるかもしれない。
ブラック:一番おとなしいけど私はこれ!
これだ。
刺さりが抑えられて、音に暖かみが宿る。高音の鮮やかさは残しつつ、耳当たりが柔らかくなる。
私の耳が求めていた土台。長い時間、一緒にいたいと思える音。
今日の気分で、音を選べる贅沢。でも私は、ブラックノズルと一緒に過ごすことにした。
リケーブルの旅:どんな光を足す?
ブラックノズルで「刺さり」というノイズを消した後、どのような「光(解像度)」を足すべきか。
2本のケーブルを試してみた。
NICEHCK ACE Comet —— 臨場感が広がる
全体的に臨場感が増して、2DDらしい低域がよりくっきりと描き出される。
ボーカルの刺さりもなくて、すごく優秀な選択肢。空間が広がって、楽器の位置がより明確になるよ。


NICEHCK SnowLuna —— たどり着いた答え
これが、答えだった。
ボーカルがさらに一歩前へ。まるで目の前にいるような、近さ。でも、圧迫感はない・・・
刺さりを皆無にしながら、音に艶やかな潤いを感じる。低音は深く、静かに心臓の鼓動のように響く。高音は滑らかで、どこまでも澄み渡るよ。
プラナーの高域をブラックノズルでなだめて、NICEHCK SnowLunaで艶を乗せる。引き算と足し算の美学。
筐体内の内圧による圧迫感からも、完全に解放された。長い時間、ストレスなく音楽に浸れるよ。
NOZOMIが、本当に私の音になった瞬間が心地いい。


リケーブルについて
音の変化は人それぞれ。環境や音源、イヤーピースとの相性で、違いを感じないこともあります。
リケーブルは「自分好みの音」を探す楽しみの一つとして、試してみてください。
朝と夜、それぞれの風景
朝のひととき
朝、ブラックノズル × Snow LunaのNOZOMIを耳に。
視界が澄み渡るような透明感が、静かに満ちていく。ボーカルが、まるで目の前にいるように近い。でも、圧迫感はない。ちょうどいい距離感。
一日の始まりに、静かな活力をくれるね。
夜の独り時間
夜、一人で過ごす時間。
低音が、心臓の鼓動のように、深く響く。2DDの恩恵だろうか。量感ではなく、空気をゆっくりと震わせるような、質感のある低音。
それぞれの楽器が、ちゃんと自分の居場所を持っている。ギターとピアノが、自然に手をつなぐ。音の境界線が、滑らかに溶け合う。
2DDの厚みと、プラナーの繊細さが、ブラックノズルとNiceHCK Snow Lunaによって、ちょうどいいバランスで融合している。
疲れて果てた心を、優しく包んでくれるよ。
NOZOMIのキレのある音像はゲームで最高に頼りになりますが、もしゲームの合間に『疲れた耳を癒やす、ホッとするような温かい音』を求めたくなった時は、最新レビューの『SIVGA Que』もぜひサブ機としてチェックしてみてください。木目デザインの美しさと相まって、本当に癒やされます


かれるみ★評価
かれるみ重視ポイント
| 評価項目 | コメント |
|---|---|
| ボーカルの艶 4.0 / 5.0 | リケーブル前提での化け方が凄い。近くて艶やか |
| 高域の透明感 4.5 / 5.0 | 曇りがない。シンセ系とかキラキラした音に合う |
| カスタマイズ性 5.0 / 5.0 | ノズル3種 × リケーブルで自分好みに育てられる楽しさ |
| デザイン 5.0 / 5.0 | フェイスプレートが可愛い。所有欲満たされる |
音質評価
| 評価項目 | コメント |
|---|---|
| 低域 4.0 / 5.0 | 量感ドコドコではないけど、2DDの質感がある深い低音 |
| 中域 4.0 / 5.0 | 標準ケーブルだと少しドライ。素直だが艶感はリケーブルで化ける |
| 高域 3.5 / 5.0 | 標準だと少し刺さりや鋭さを感じる場面も。伸びは良い |
| 音場 3.5 / 5.0 | そこまで広くない。割と近い位置で鳴る |
| 解像度 4.0 / 5.0 | 価格なりに良い。PDの恩恵で細かい音も拾う |
ビルド・装着
| 評価項目 | コメント |
|---|---|
| ビルド品質 4.5 / 5.0 | アルミ合金削り出しで質感が高い。フェイスプレートも可愛い |
| 装着感 4.5 / 5.0 | サイズは標準的で耳に収まりが良い。長時間でもOK |
| 付属品 5.0 / 5.0 | ノズル3種、NOZOMIアクリルスタンド、缶バッジなど。豪華すぎる |
総合評価: ★★★★☆ 4.0 / 5.0



「素質はピカイチ」。箱出しだと少し刺さり気味サウンドが気になるけど、カスタマイズで化けるポテンシャルをもってるよ
まとめ:自分だけの「NOZOMI」
NOZOMIは、そのままだと少し背伸びをした鋭さがある。
でも、ブラックノズルとNICEHCK SnowLunaという「居場所」を与えることで、最高のパートナーになる。
刺さりが抑えられて、音に暖かみが宿る。ボーカルが一歩前へ出て、低音は深く響く。高音は滑らかで、どこまでも澄み渡る。
完璧なスペックじゃなくていい。今の気分に、ちょうどいい音があればいい。
NOZOMIは、「優劣ではなく、個性を愛でる」。そんなポタオデの楽しさを改めて教えてくれた。
そして、私なりの調律が完成した。
こんな人におすすめ
- 女性ボーカル好き: ボーカルの近さと艶感が魅力
- シンセ系サウンド: 透明感のある高域が、電子音楽と相性抜群
- 音のカスタマイズを楽しみたい人: ノズル交換やリケーブルで自分好みに調整できる
こんな場合は物足りないかも
- 生バンド系: ギター・ドラムの迫力よりも、繊細さ重視の音作り
- 低音重視: 量感よりも質感を楽しむタイプの低域


NOZOMIの鋭い解像度とは少し方向性の違う、『角が取れた上質で滑らかな音』で長時間ゲームや音楽に没頭したいなら、別カテゴリーで紹介している『AFUL Performer 7』も究極の選択肢になります。


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