ブログを始めて、今回で記念すべき10記事目!
この小さな節目に、新しいイヤホンのレビューじゃなくて、私が一番長く一緒に過ごしてきた子のことを書きたいなと思ったんだ。
「DUNU DaVinci」——この名前を聞いて、すぐにピンとくる人はイヤホン沼の住人(笑)
DUNU x Gizaudio
のコラボで生まれた、2DD+4BAの片側6ドライバーハイブリッドイヤホン。天然木のフェイスプレートにはひとつとして同じ木目がなくて、手に取るたびに「この子は私だけのものなんだ」と思わせてくれる、そんな特別な存在。
初めて耳につけた瞬間のことは、今でも覚えてる。
まるで温かい毛布にくるまれたような、ふかふかの低音。その上を滑るようにボーカルが歌い始めて——私は思わず目を閉じちゃった。
「ああ、この子は”音楽を聴くための道具”じゃなくて、“音の海に溶け込むための入り口”なんだ」って。
あれから何百時間、この子と一緒に音を聴いてきただろう。
今の私の耳を育ててくれたこの子への、最大級の敬意と感謝を込めて。10記事目という節目に、私と音の「大切な原点の記録」を、ここに綴るね。
かれるみありがとう、DaVinci。たくさんの音を一緒に聴かせてくれて。
- 私の音の原点、DUNU DaVinciへの感謝を込めた10記事目の特別レビュー
- EDM・Deep Houseの低域は今でも到達点。でも今の私は、もっと透明なボーカルを追いかけてる
- 天然木フェイスプレートの所有欲MAXな、極上の「音に溶ける」体験をくれるイヤホン
スペック:DUNU本気の6ドライバー構成
まずは、この子のスペックを改めて。DUNUとGizaudioのコラボが生んだ、本気の構成を見てほしい。
| ドライバー構成 | 2DD(8mm ミッドベース + 10mm サブベース / 独立デュアルチャンバー)+ 4BA(中域2基 + 中高域1基 + 超高域1基)= 6ドライバー ハイブリッド |
| クロスオーバー | 5ウェイ |
| インピーダンス | 35Ω (@1kHz) |
| 感度 | 109dB/mW |
| 再生周波数 | 5Hz – 40kHz |
| コネクタ | 0.78mm 2pin |
| 付属品 | 高純度単結晶銅銀メッキケーブル Q-Lock Mini(3.5mm・4.4mm交換可能)イヤーピース、クリーニングブラシ |
| シェル | 3Dプリント音響チャンバー + 天然木目フェイスプレート(みんなそれぞれ木目が違うよ!) |
| 価格 | 約$300(45,000円前後) |
2基のDDがそれぞれ独立チャンバーを持ってて、4基のBAが中域から超高域までをしっかりカバー。さらにはDUNU独自のQ-Lock Miniの交換プラグシステムまでついてるから、好きな接続方式で楽しめる親切設計。
スペックだけ見ると、いかにも「多ドラのすごい分析機」に思えるかもしれない。
でもね、この子の本当の価値はこんな数字じゃ全然表せないんだ。音の海に”溶ける”体験——それこそがDUNU
DaVinciの真髄だと、私は思ってる。






あの頃の私を包んでくれた、極上の音
低域の海に深く沈み込む贅沢
何も考えず、ただ音の波に身を委ねたいとき。
SpotifyのDeep Houseミックスを流すと、DaVinciは「待ってました」とばかりに本領を発揮するんだよね。
空間をふんわりと満たす低域の量感と、どこまでも深く沈み込むような心地よさ。
10mmサブベース用DDが描く低域は、圧迫するような重さじゃなくて、まるで柔らかい高級ソファに深く腰掛けて、一日の疲れを溶かしていくような感覚。
そこに8mmミッドベース用DDがほんのり厚みを加えて、低音の輪郭に絶妙な質感を与えてくれる。この2基のDDの役割分担が、量感と質感を両立させている秘密なんだと思う。
EDMやバンドサウンドを聴く時の多幸感は本当に格別で、この子が描く低域の世界観は、今でも私にとってひとつの「到達点」だと確信しているよ。
DaVinciが見せてくれた音の世界
私がこのオーディオ沼にどっぷりのめり込んだのは、間違いなくDaVinciのおかげ。
あの日、何気なくe☆イヤホンさんで視聴した瞬間——「あ、こんなに低音が鳴るものなの?」と思わず声が出ちゃった。今まで聴こえていなかった楽器の息遣い、録音の奥行き、アーティストの表情。同じ曲なのに、まるで新しい曲を聴いているような感動があったの。
DaVinciが私に教えてくれたのは、「良い音」って何かということ。
それはカリカリの周波数特性の話じゃなくて、音楽の中に自分がどれだけ心地よく溶け込めるかなんだって。
そこからDACやDAPを買い、イヤピ・リケーブルの沼にハマり……DaVinciは、私にポータブルオーディオの面白さを全部教えてくれた、最初の案内人だったんだよね。
ベンチマーク曲試聴:GARNiDELiA『極楽浄土』
「迷い込めば 抜け出せない♪」
(楽しいことがしたいなら♪)
「おいでませ 極楽浄土♪」



おいでませ、イヤホン沼へ……(笑)
ということで、今回のレビューではいつものベンチマークリストとは別に、特別な1曲を選んでみたよ。
試聴環境: FiiO M21(4.4mmバランス、 ハイゲイン設定)
私がGARNiDELiAにハマったきっかけの『極楽浄土』。
和楽器テイストのシンセとエレクトロニックなビートが交差する、華やかで妖艶な1曲。メイリアさんの力強くも色っぽい歌声が映えるこの曲は、DaVinciの持ち味を一番引き出してくれると思ったから。
イントロの和風シンセが鳴り響いた瞬間、DaVinciの暖かい空間が一気に広がる。
2基のDDが支える低域のグルーヴが、楽曲のうねりをしっかりと掴んで離さない。聴いていて無意識に体が揺れちゃうような、あのDaVinci特有の低域の快感が、ここに全部詰まってる。
メイリアさんのボーカルは、4基のBAがしっかりとセンターに定位させてくれる。艶やかで少しハスキーな声質に、DaVinciの中域の暖かみが乗って、まるで柔らかいスポットライトに照らされたステージの上で歌っているような印象。
ただ・・・正直に言うと、サビで和楽器と電子音が華やかに重なる瞬間、メイリアさんの声が一歩だけ、優しくステージの奥へ下がる感覚があるんだよね。解像度が足りないわけじゃなくて、DaVinciの持つ「全体を包み込む暖かさ」が、ボーカルの輪郭をほんの少しだけヴェールの向こう側に隠してしまう感覚。
それが心地よいと感じるか、もどかしいと感じるかは、本当に聴く人次第だと思う。
以前の私は「これが最高!」だと思っていた。今の私は「もう少しだけ、素顔が見たいな」と思っているよ。



極楽浄土の「妖艶さ」とDaVinciの「暖かみ」は、やっぱり相性がいい。この組み合わせは今でもすごく好き。
基準楽曲で見えてきた、いまの「私」の輪郭
けれど、いまの私の基準であるfripSideやGARNiDELiAのアップテンポな楽曲を聴くとき、少しだけ感覚のずれを感じるようになったんだ。
女性ボーカルの凛とした吐息や、音の鮮やかな輪郭を追い求めたい今の私にとって、DaVinciの豊かな暖かみは、時に歌い手の存在をヴェールの向こう側へ優しく隠してしまうように感じることがある。
解像度が足りないのではなく、DaVinciの持つ「重厚な優しさ」が、今の私の耳には少しだけ色が濃すぎるのかもしれない。
それはDaVinciが悪いんじゃなくて、私が変わったということ。
DaVinciと過ごした時間が、私の「好きな音」をより鮮明にしてくれたからこそ、今の自分の好みがハッキリ見えるようになったんだ。そう思うと、少しだけくすぐったくて、でもとても嬉しい。
そんな気づきが、今の私をより透明な場所へと誘ってくれているよ。
低域重視イヤホン比較:DUNU DaVinci vs DUNU x KOTO ITO
「低域が好きなんだよね」とひと口に言っても、「好きの質」は全然違う。
同じDUNUブランドで、同じ「低域重視」を謳うこのふたつのイヤホン。スペックを並べるとこうなるよ。
| DUNU DaVinci | DUNU x KOTO ITO | |
|---|---|---|
| ドライバー | 2DD+4BA(計6基) | 2DD+2BA(計4基) |
| インピーダンス | 22Ω | 37Ω |
| 感度 | 109dB | 105dB |
| 周波数特性 | 5Hz–45kHz | 5Hz–40kHz |
| 価格帯 | A30kクラス | A20kクラス |
かれるみ評価:低域重視イヤホン対決
| 評価項目 | DaVinci | KOTO ITO | コメント |
|---|---|---|---|
| 低域の深さ・量感 | ITOの低域だけは確かにズドン系。DaVinciより一段深く沈む | ||
| 低域の質感 | DaVinciは重さの中に品がある。ITOはモッサリ感が抜けない | ||
| 中域・楽器の分離 | ITOは低域が中域を食い荒らす印象 | ||
| 女性ボーカルの輪郭 | ITOのボーカルは…ステージの裏でお休み | ||
| 高域の伸び・煌めき | Davinciもそこまで煌めいてないけどITOは薄暗い | ||
| 聴き疲れしにくさ | Davinciは「疲れない」ITOは「重圧」に近い感覚 | ||
| 総合満足度 | まあ合う合わないは、人それぞれですが・・・ |
DaVinciの低域は、中高域を優しく包み込み、音楽全体を豊かに響かせる「土壌」のような存在だね。
私が愛するDeep Houseミックスを聴いても、厚みのあるキックの隙間から、官能的なボーカルや空間を彩るスキャットが鮮明に浮かび上がる。この「レイヤー」の重なりこそが、音楽の醍醐味なんだと思う。
対してITOの低域は、他の帯域をすべてその深淵へと沈め去る、「ブラックホール」のような圧倒的な吸引力を持っている。
もちろん、この徹底した「低域への偏愛」が最高の救済になる場面もあるだろうね。例えば、ボーカルがない、純粋なインストゥルメンタルなEDMの世界に没入するなら、このITOの個性は唯一無二の武器になるはず。
それでも、私がDaVinciを生み出したDUNUさんの技術力を疑わなかったのは、同じブランドでもこんなにハッキリと「狙った味」を描き分けられるポテンシャルを知っていたから。その信頼は、DaVinciによって完全に報われたよ。



ITOくん、君の突き抜けた個性のおかげで、私はDaVinciの「極楽浄土」をより深く愛せるようになったよ。……あ、でも二度目はないからね


かれるみ★評価
かれるみ重視ポイント(感性軸)
今回は、いつもの分析じゃなくて「今の私の感性」を軸に評価項目を立ててみたよ。
この子だけの、特別な尺度で。
| 評価項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 音の包容力と温度感 | どんな時も包み込んでくれるような、贅沢な密度の高さ! | |
| 低域の沈み込みと質感 | Deep Houseやバンドサウンドを聴く時の多幸感は本当に格別 | |
| 女性ボーカルの明瞭度 | 暖かみゆえに、凛とした輪郭を求める今の私には少し距離を感じちゃう | |
| 今の私とのシンクロ率 | 機材としての魅力は色褪せないけど、今の私はより澄んだ空気を求めているみたい |
音質評価
| 評価項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 低域 | 独立デュアルチャンバーの恩恵。量感・質感・沈み込みすべてが最高水準 | |
| 中域 | 暖かく艶やか。ただしボーカルが一歩奥に感じる場面もあるかな | |
| 高域 | 刺さりはなく聴き疲れゼロ!ただ煌めき・鮮やかさは控えめ | |
| 音場 | 広すぎず狭すぎず。優しく包み込む空間表現 | |
| 解像度 | 多ドラらしい情報量はあるけど、分析より「没入」に振ったチューニング |
ビルド・装着感
| 評価項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| ビルドクオリティ | 木目フェイスプレートの美しさは反則。圧倒的な所有欲! | |
| 装着感 | 厚みあるのに軽いのは正義。長時間つけてても全然快適 | |
| ケーブル・付属品 | 3.5mm・4.4mm交換式プラグは全イヤホン標準にしてほしいくらい便利 |
総合評価: 4.0
かれるみブログ基準(女性ボーカル最前列至上主義!)では実質★3.5くらい。
でも、私の耳をここまで育ててくれた多大なる感謝を込めて、この子には全力で★4を贈りたいな。
まとめ:それぞれの旅路へ
DUNU DaVinciが教えてくれた、ぜいたくな音の世界。
その記憶は、これからも私の感性の土台として残り続けると思う。
今の私はもっと透明で、もっと近い音を求めて歩いている。
それはDaVinciを否定することじゃなくて、DaVinciが育ててくれた耳が、次の景色を見たがっているということなんだよね。
この子の重厚な美しさは、きっと今でも誰かの耳元で輝いている。
もし、あなたが「音楽にとことん包まれたい」「温かい低域の海に沈み込みたい」と感じているなら——DUNU
DaVinciは、あなたにとっての最良のパートナーになれるはず。
いま一番それを必要としている方の耳に届き、また新しい物語を紡いでいくことを願って。
記念すべき10記事目の節目に、最大級の「ありがとう」を。



音楽と共に狂い咲ける・・・それを一番教えてくれたのが、この子だね


こんな人にDUNU DaVinciはおすすめ!
- 低域の深い沈み込みと極上の暖かさに包まれたい人
- 音楽を「分析」するより、どっぷり「体感」したい人
- 世界に一つだけの天然木フェイスプレートで所有欲を満たしたい人
- Deep House、EDM、バンドサウンドをこよなく愛する人
- Q-Lock Miniの便利なプラグ交換システムに惹かれる人
こんな人には合わないかも
- ボーカルが何より最前列で聴こえないと嫌!という人(少し奥に感じる場面あり)
- キラキラした高域の煌めきを求める人
- モニターライクでカリカリな分析的リスニングがしたい人



Davinciとは正反対なクリアなサウンドを聴かせてくれる、TANCHJIM SODAもチェックしてみてね


気になった方はこちらから
DUNU DaVinciの世界観が気になった方は、ぜひ以下のリンクからチェックしてみてね。
一度ハマると抜け出せない、極楽浄土(イヤホン沼)が待ってるよ!



