「TRN BT20Proは、単なる有線イヤホンを無線化する便利グッズ」だと思ってない?
実は、DACやDAP(私の場合はFiiO M21)で鳴らすより、この数千円のBluetoothレシーバーで鳴らしたほうが「化ける」イヤホンが存在するの。
今回は、手持ちのBluetoothレシーバーの中から「TRN BT20Pro」を魔法の杖として使い、低価格イヤホンお手軽に無線化させる組み合わせを紹介するよ。
TRN BT20proの基本スペック
まずは、今回の主役のTRN BT20Proスペックをおさらい。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| Bluetooth | Ver 5.3 |
| コーデック | AAC / SBC |
| バッテリー持続時間 | 単体約13時間 / ケース込み最大50時間 |
| 端子タイプ | 2Pin (0.75/0.78mm) / MMCX / QDCなど交換可能 |
| 推しポイント | 意外と高い駆動力と、リケーブル感覚で使える手軽さ |
スペックだけ見ると「AACとSBCのみ?aptXやLDACはないの?」と思うかもしれない。
でも、これから話す「魔法」において、コーデックのスペックは些細な問題。重要なのは「アンプとしての駆動力」と「気軽に無線化出来ること」なんだよね。

第1章:TRN BT20Proが「救世主」になれる理由
意外と馬力がある「元気の良さ」
BT20Proの魅力は、やっぱり音の元気の良さにある。
繊細な表現よりも、少しボリュームを上げた時の「グイッ」とくるドライブ感が特徴。これが、鳴らしにくいイヤホンや、少し眠たい音のイヤホンを叩き起こすのに丁度いいの。
「適度な色付け」のステージ演出
高級機の「分析的な音」とは違う。音楽を楽しく聴かせるための「ステージ演出」が得意なタイプ。
Amazonで手軽に買えるこのデバイスが、実はイヤホン沼の「最強の調整役」になるなんて、面白いよね。
第2章:実践!「郷(低価格帯)に入っては郷(ひろみ)に従え」
ここで、私が提唱したいのが「郷ひろみ理論」(笑)。
どういうことかと言うと……
- 郷(低価格帯)に入っては: コスパ重視のイヤホンを使う時は
- 郷(ひろみ)に従え: 高スペックDACの繊細さより、スターのような「煌めき」と「派手さ」で圧倒!
というメソッド。高スペックDACやDAPと何でもかんでも合わせたらダメだねって感じ。
ケーススタディ:私の低価格リファレンス「7Hz Elua Ultra」
例えば、 かれるみガジェットブログで「低価格帯(A5k)のリファレンス」と位置付けている7Hz Elua Ultra。
このイヤホン、基本的な性能は高いんだけど、リファレンスDAPのM21で鳴らすと「少しお淑やかすぎる」「もう少し元気が欲しいな」と感じることがある。
そんな「気難しいお嬢様」をBT20proに繋いで、普段より少しだけボリュームを上げてみて。
その瞬間、音が「ジャパン!」と目覚める。
M21で聴いていた時は、霧がかかったような、どこか遠くで鳴っている感じだった。
それがBT20Proでボリュームを上げた瞬間、霧がパッと晴れて、目の前でメイリアさんがマイクを握り直したような生々しさが生まれたの。
細かい粗はパワーで押し切り、ボーカルがグッと前に出てくる。まさにスターの登場。
感度が低いイヤホンほど、この「適度なパワー入力」で皮がむけることが多いの。

第3章:さらなる覚醒のスパイス「HE Sonic 長河吟」
ここで、もうひとつ魔法のアイテムを紹介。
実は今日、私の手元にTangzu Wan’er S.G II Redlionが着弾したばかりなんだけど……。
このRedLionのレビューはまた後日、別記事で詳しく書くんだけど、これに付属している「HE Sonic 長河吟(Chang He Yin)」というイヤーピース。これが7hz Elua Ultraと恐ろしく相性が良い。

このイヤーピース、単体で買うとそこそこするんだけど、この約20ドルのTangzu Wan’er S.G II Redlionを買えば付属品で付いてくる。このイヤピ欲しさにイヤホンを買っても損はさせないレベル(笑)※現在はAliExpressで買えますよ

密閉力の魔法で、7hz Elua Ultraも覚醒
BT20Proと7hz Elua Ultraの音を逃さず耳に届けるには、密閉性が命。
「HE Sonic 長河吟」の密着感が、鼓膜までロスなく伝えてくれる。
特に7Hz Elua Ultraに合わせてみると、少し緩かった低域が「ギュッ」と締まり、まるで1ランク上のイヤホンに化けたかのような解像感が生まれる。
TRN BT20pro × HE Sonic 長河吟 × A5kクラスイヤホンで「お手軽ワイヤレスイヤホン」に変える黄金の方程式。
この組み合わせ、ぜひ試してみてほしいな。
注意点:魔法が効かない相手もいる
ここまで「魔法」と絶賛してきたBT20proだけど、なんでもかんでも良くしてくれるわけじゃない。
特に苦手なのが、以下の2つのタイプ。パワーやインピーダンスの相性で、逆に音が悪くなることがあるから注意してね。
- 多ドラハイブリッド機(2DD+4BAなど)
- インピーダンスカーブが複雑な機種は、BT20proの出力特性とマッチせず、音のバランスが崩れがち。低域がスカスカになったり、高域が刺さったりすることも。
- 大型平面駆動(14mm〜 Planar)
- 単純に馬力(電流)不足。平面ドライバーを震わせるだけのトルクがないため、音がペラペラでダイナミクスが死んでしまう。
私の経験則では、「1DD」や「1DD+1BA」のようなシンプルな構成のイヤホンが一番鳴らしやすいかな。
まとめ:1台持っておいて損はない「ポタオデ沼の必需品」
手持ちの環境で「イマイチかな?」と思ったイヤホンこそ、TRN BT20Proに繋いで、無線化してみてほしい。
スペックがすべてじゃない。相性と、少しのユーモアがあれば、ポタオデはもっと楽しくなるよね!

かれるみ7hz Elua Ultraの実力も気になったらチェックしてみて


今回の機材リスト
- 魔法の杖:TRN BT20Pro
- かれるみブログA5kクラスのおすすめ



