かれるみアプリの機能でも、飾られた音の厚みでもない。ただ一つ、純粋に研ぎ澄まされた音だけがここにあるんだよね・・・
パッケージに描かれたその少女は、私の手元にある CVJ NOZOMI と全く同じイラストの子だったんだ。けれど、彼女・・・CVJ LILA の箱を開け、その鮮やかなパープルカラーと両面のLILAちゃんイラスト・・・その筐体に触れた瞬間、NOZOMI が持っていた癒やしや安らぎの音色とは全く違う気配を感じたんだよね。
可愛い顔の裏側に隠された、どこまでも凛とした芯の強さ。気安く触れることを少しだけ拒むような、ツンデレな雰囲気すら感じさせるその佇まいは、明らかに NOZOMI とは異なる別の人格としてそこに存在していたんだ。
昨今のドングルDACが競い合うアプリ連携やDSPといった機能を潔く削ぎ落とし、ただ音を表現することだけに全振りした LILA。この可愛さと裏腹に何かありそうな彼女が見せてくれる透明な風景について、私なりの言葉で紡いでみるね。
製品提供:CVJ Official @CVJ_JPさま
- 視界がどこまでも澄み渡るような、圧倒的な解像度と透明感を持ったサウンドだよ。
- CS43198系と比べると音色は繊細で、高域にツンデレな愛嬌(鋭さ)を見せる一面があるね。
- CVJ NOZOMI と組み合わせることで、5人のボーカルを完璧に描き分ける奇跡のシナジーを生み出すよ。
スペックとビルドクオリティ:削ぎ落とされた合理性
| DACチップ | ESS ES9039Q2M |
| PCM/DSD | 最大 32bit/768kHz, DSD512 |
| 出力端子 | 3.5mm シングルエンド / 4.4mm バランス |
| 筐体素材 | 航空機グレードアルミニウム合金 |
| 付属品 | Type-C to Cケーブル、アクリルチャーム、缶バッジ |
| 価格帯 | 約14,000円(A15kクラス) |
手に取った瞬間に伝わる、アルミ合金のひんやりとした感触と高い質感。そして何より目を惹くのは、本体にプリントされたとにかく可愛いイラスト。LILAちゃんの目がキラッと光っているように描かれていて、ただストイックな金属の塊というだけでなく、キャラクターとしての愛らしさもしっかりと持っているんだよね。スマホと連携するような機能はないけれど、この光を宿した可愛い瞳のイラストに、彼女の凛とした芯の強さが表れているような気がするんだ。


そして特筆すべきは、その付属品の豪華さ。思わず「えっ、付属品が本体なの?」と錯覚してしまうほどの気合の入り方なんだよね。基本的なケーブルがしっかりしているのはもちろん、先着順の特典として MagSafe対応バッククリップ(レザー調DACケース)までもらえるんだよ。LILA本体を傷から守ってくれるレザーの高級感に加えて、iPhoneの背面にピタッと張り付くMagSafeの利便性、そしてしっかりした作りと実用性の高さ。ただでさえ約1.4万円という価格帯でESSの新チップ ES9039Q2M のポテンシャルを引き出しているのに、こんな細やかな心遣いまで見せられたら、所有欲が限界まで満たされちゃうよね。


色々な音色や機能をいじって楽しむのもポタオデDAC選びの醍醐味だけれど、結局のところ、最後に帰りたくなるのはこういう嘘のつけない素直なDACだったりするんだ。
※先着特典MagSafe対応レザーDACケースは単品販売($11.95)されるほどのかわいさとクオリティあるよ。先着順でオマケでもらえるらしいので早めにポチってね!
音質レビュー:霧が晴れるような、圧倒的な透明感
初めてお気に入りプレイリスト流して音を鳴らした瞬間、目の前にかかっていた霧がスッと取り払われ、視界が晴れていくような感覚に息を呑んだんだ。手持ちのドングルDACで時折感じていた、どこか曇っているのに、なぜか高域だけが少しだけ耳につくというストレスが、LILAでは完全に無くなっているんだよね。
静寂というパレットの上に、それぞれの音が自分の居場所を見つけて、極めてくっきりと音たちが浮かび上がってくる感覚だよ。
隠しきれないツンデレな愛嬌
ただ、この解像度への全振りには、少しだけシビアな一面もあるんだ。私が普段基準としている FiiO M21 などの CS43198 系チップが持つ、あの有機的な音の厚みや温もりと比べると、LILA は圧倒的にクリアである反面、音の線が細く感じられる瞬間があるんだよね。
だからこそ、組み合わせるイヤホンやケーブルには少しだけ注意が必要かもしれないな。元々高域に特徴のあるイヤホンや、銀メッキ線などのキラキラしたケーブルを合わせると、彼女のその鋭さが隠しきれずに、少し刺さるような表情を見せることがあるんだ。
音の厚みや温もりというCS(シーラスロジック)系チップが持つ系統とは一線を画す、ES9039Q2M のキレと鋭さ。でもね、それは決して欠点なんかじゃないんだよ。ごまかしの効かないモニターサウンド的な危うさであり、気安く馴れ合うことを許さないツンデレな裏の顔を持つLILAちゃんの愛嬌なんだと思う。その凛とした芯の強さを理解して、上手くエスコート(組み合わせ)できたときの透明感は、本当に他の何にも代えがたいものがあるんだから・・・。
ベンチマーク曲試聴:ClariS×TrySail『オルゴール』が鳴らす追憶の音
この CVJ LILA の圧倒的な解像度とキレを最大限に活かすために、同じCVJの NOZOMI を組み合わせてみたんだ。実は NOZOMI って、癒やし系の音でありながらも、構成上どうしても少しだけ高域にトゲ(鋭さ)を抱えている部分があるんだよね。でも不思議なことに、LILA の極めて高い解像度を通すことで、そのトゲが綺麗に解きほぐされて、NOZOMI の持つ真の艶が完璧に引き出されるんだ。同じ顔を持つ二つのハーモニーが生み出す、まさに奇跡のシナジーだね。
今回のベンチマークには、ClariS×TrySailの『オルゴール』を選んでみたよ。 TVアニメ『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 Final SEASON -浅き夢の暁-』最終話エンディングテーマを飾った、時間を巻き戻すような切なくもしっとりとしたノスタルジックな楽曲だよ。
試聴環境: CVJ NOZOMI(4.4mmバランス、付属ケーブル)+ AZLA SednaEarfit ORIGIN Standard
かれるみ謡(うた)い必要な分だけ詰めて 綺麗な面だけ心音(しんおん)に刻みたい♪
この曲自体はとても優しく、元々ClariSのクララ・カレンの歌声も刺さるようなものではないんだよね。けれど、CVJ NOZOMI と LILA の組み合わせを通して聴くことで、この曲に込められた本当の歌声の凄みに気づかされるんだよね。ClariS の クララ・カレン と、TrySail の もちょ・天ちゃん・ナンス ・・・合計5人の豪華なボーカルが重なり合う複雑なハーモニーの中で、それぞれの声の重みや声質の違い、息遣いが、驚くほど明確に聴き分けられるんだ。
LILA の持つ視界の澄み渡りが、楽曲の綺麗な面だけを丁寧に抽出し、まさに心音に刻み込むように心の中へ届けてくれる・・・。この贅沢な聴き分けの体験は、この組み合わせだからこそ到達できた一つの到達点だと思うよ。


比較:優等生な Tちゃん との対比
ここで、最近出たばかりのドングルDACとして比較として並ぶことの多い、某 Tちゃん雪の華テーマ限定版(約1.9万円)との比較についても少しだけ触れておきたいんだよね。
3月末に颯爽と現れた Tちゃん限定版モデルに続いて、CVJ LILA も Amazon での取り扱いが始まったばかり。まさに今、この価格帯で一番注目されている二人と言ってもいいのかもしれないな。色々と素敵な付加価値で美しく整えられた Tちゃんモデル。けれど、ここではあえてその装飾を一度横に置いて、音という核心の部分で彼女たちを見つめてみるよ。
| 項目 | CVJ LILA | TANCHJIM Space Pro (浅野てんき限定版) |
|---|---|---|
| DACチップ | ES9039Q2M | CS43198 × 2 |
| 最大出力 | 300mW (@32Ω) | 618mW |
| 対応フォーマット | 最大 PCM 768kHz/32bit, DSD512 | 最大 PCM 768kHz/32bit, DSD256 |
| 機能・付加価値 | 独立音量調整・記憶(音の変換に特化) | 専用アプリ・DSP・音量記憶等 |
| キャラクター | 凛としたツンデレっ子(一点突破) | 完成された優等生(バランス重視) |
| 音の傾向 | 圧倒的な解像度とキレ、繊細な線 | 有機的な厚みと滑らかさ |
| 価格帯 | 約14,000円 | 約19,000円 |
Tちゃん限定版は、CS(シーラスロジック)系の系譜を継ぐ確かな音の厚みと滑らかさを持ち、専用アプリの使い勝手も含めて、すべてが美しく調和した完成された均衡を持つ存在だね。どんな楽曲も優しく受け止めてくれる、まさに優等生な安心感があるんだ。
スペック表を見てDSPとかの充実度を比べたら、そこは優等生との差は歴然。けれど、LILAが削ぎ落としたのは便利さであって音楽の感動じゃないよ。この約5,000円の差額でDSP機能を買うか、それともその分をまるごと音の解像度と可愛さに全振りしたという真実にかけるか・・・。私は後者の、少し危ういほどの可愛さと凜とした表情にかけてみたかったんだよね。
かれるみ★評価
| 評価項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 低域 | 4.0 | しっかりとした重みがあり、キレのあるすっきりとした土台として支えてくれるね。 |
| 中域・ボーカル | 4.5 | 透明感が極めて高く、ボーカルが目の前にスッと現れるよ。 |
| 高域・シンバル | 4.0 | 視界が澄み渡るクリアさ。イヤホン次第で少し刺さり気味の、凛とした愛嬌を見せるね。 |
| 分離感・定位 | 5.0 | 5人のボーカルを明確に聴き分ける、圧倒的な分離感だよ。 |
| 音場 | 4.0 | 広大ではないけれど、距離感が非常に良く、音がどこから来るか正確にわかるね。 |
| デザイン・外観 | 5.0 | アルミ合金のしっかりした質感。無駄を削ぎ落とした凛とした可愛さが最高だね。 |
| 装着感・取り回し | 4.0 | コンパクトで重すぎず、バッククリップとの併用で日常使いにぴったりだよ。 |
| 機能・使い勝手 | 3.0 | アプリやDSPなどはないよ。純粋な可愛いDACだね。 |
| 付属品 | 5.0 | 付属品が本体かと思うほどの豪華さ!先着特典のレザーケースも実用的で素晴らしいよ。 |
| 総合 | 4.5 | 一点突破の鋭さを持った、嘘のつけない透明なナイフだね。 |
総合評価: 4.5
かれるみ満点でも良いくらいだよ。若干イヤホンによっては刺さり気味なところだけ-0.5点だよ。
まとめ:このかわいさが有れば、いまの私にちょうどいい
アプリで音をいじるのも最初は楽しいかもだけれど、結局最後は、飾らないそのままの素直な音に帰りたくなるよね。
滑らかさや機能の多さを求めるなら、きっと Tちゃん限定版 のような素晴らしい選択肢が他にあるはずだよ。けれど、この圧倒的な存在感と引き換えに何かを失うとしても、私はこの LILA の持つ可愛くも凛とした鋭さを、そっと手元に置いておきたいんだ。
嘘のつけない、まっすぐな音。そんな危うさもひっくるめて、この澄み切った風景が、いまの私にはとても心地良いんだ・・・。
かれるみ付属品も豪華だし、音もデザインも可愛いし迷わずポチッとだね。

製品提供:CVJ Official @CVJ_JPさま
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