先日、私の手元に届いたひとつの光の輝き、ZiiGaat x Fresh Reviews: Arete II 。
手にした瞬間、私が「居るべき場所」を、その根底から呼び覚まされるような衝撃と共に思い出したんだよね。
かれるみあぁ、この感覚・・・私はやっぱり、ZiiGaat という名の『惑星』をずっと追い続けていたんだ・・・
先日レビューした ZiiGaat LUNA で感じた、あの揺るぎない透明感と緻密なサウンド。このZiiGaat Arete II は、その高潔なリファレンスの血統を色濃く受け継ぎながら、さらに「現実」の熱狂へと力強く踏み込んだ子なんだ。
今回、Linsoul 様から届いたこの光の輝きが、私の歩む音の冒険の地平をどう塗り替えてくれたのか。FF14(XIV)光の戦士でもある私「カレン・ルミリア」が観測した、エターナルな真実をいつもの誠実さで綴らせてね。
製品提供:Linsoul JP さま
- ZiiGaat への帰還と終着点:1DD+4BA(Knowles製)が描く、モニターの枠を超えた「永遠(エターナル)」な解像力。
- FF14(XIV) Lv.100 ID『アレクサンドリア』の観測:電子の塵となって消えていく街並みの断末魔を、光の輝きで「整理」する驚異の空間体験。
- fripSide『final phase (2023)』の真実:ツインボーカルの魂が交錯する境界線を、一分の曇りもなく暴き出す「導きの音」。
基本スペックと付属品 : 隙のない「冒険の準備」
| ドライバー構成 | 1DD + Knowles 29689 ×2 + Knowles 31736 ×2(1DD+4BA) |
| インピーダンス | 24Ω (@1kHz) |
| 感度 | 104dB (@1kHz) |
| 筐体素材 | CNC切削 航空宇宙グレードアルミニウム合金 |
| 主な付属品 | プラグ交換式銀メッキOFCケーブル(3.5mm/4.4mm付属)、高品質イヤーピース、専用レザー調ケース |
| コネクタ | 0.78mm 2Pin |
| 価格帯 | 約$279 A40k〜クラス |
ここで、ZiiGaat Arete II の基本的なスペックや、同梱されているアイテムについて整理しておくね。
この価格帯でありながら、初めから 3.5mm と 4.4mm のプラグが切り替えられる「プラグ交換式銀メッキOFCケーブル」が付属しているのは、音にかける情熱を持つ音の冒険者にとって本当に嬉しいポイントなんじゃないかな。
サウンドチューニングはFresh Reviewsとのコラボレーションにより、全音域のバランスが取れていながらも洗練され、温かみのあるサウンドが特徴だよ。


装備と冒険 : 精彩なるアルミの「プリズム」
箱を開けて、その金属感あふれる未来的な筐体に触れた瞬間、私はすっかり心を奪われてしまったよ。
ZiiGaat Arete II が纏っているのは、Luna のような温もりある樹脂ではなく、高精度な CNC 加工によって一分の狂いもなく削り出された、純粋なアルミニウム合金。
ひんやりとした金属の質感は、まるでアレクサンドリアの高度なエレクトロープ技術——近未来の精密デバイスのような——観測器を手にしている気分になるよ。この強固で一切の共振を許さないアルミ合金筐体。これこそが、Knowles 製 BA の繊細な振動を純粋に抽出し、真実の音の土台を支えてくれているんだと思う。

新しいZiiGaatの「フェイスプレート」
そして、何よりも目を奪われるのが、そのフェイスプレート。これまでの ZiiGaat モデルといえば、キラキラした装飾が特徴だったけれど、ZiiGaat Arete II は工芸品ような、さわやかなブルーのプレートが採用されているんだ。
あえて光の加減で表情を変えない、その「無機質」な佇まい。その静止した美しさは、まるで高度な古代アラグ文明によって凍結された「記憶クリスタル」のよう。そこに凛と刻まれた「ARETE」の白い文字は、混沌とした音の世界に秩序をもたらす、光の戦士の「証」のように感じられるよ。このフェイスプレートを眺めているだけで、新しい冒険への勇気が湧いてくる気がするんだ。

装着感 : 緻密な計算による「内圧ゼロ」
金属筐体でありながら、吸い付くようなカスタムIEMのようなフィット感は、さすが ZiiGaat というところかな。
適度な金属の重みは、むしろ「信頼の証」として耳に心地よく馴染んでくれる。独自の通気設計による「内圧ゼロ」の開放的な呼吸は、一度体験すると手放せないかもしれないね。
これなら、マイハウスからウルティマトゥーレ・トラル大陸・さらに第一世界の果てまで。長時間の冒険であっても、耳が疲労という名のデバフを受けることは決してないんじゃないかな。

覚醒: 物理スイッチの「ジャッジメント」
ZiiGaat Arete II には低域を調整する物理スイッチが備わっているけれど、私の結論は迷わず「スイッチ オフ」なんだよね。
スイッチオフ の状態こそが、ZiiGaat らしい「透明な静寂」と「深く沈み込む鼓動」を、最も美しいバランスで両立させてくれるよ。スイッチオン にすると低域の量は増すけれど、僅かながら音の低域層にボワッと「迷い」が生じてしまう気がするんだよね。この ZiiGaat Arete II に求めるべきは、圧倒的な迫力というより、研ぎ澄まされた情報の秩序なんだと私は思っているよ。

音域チェック:三つの層と空間の美学 ── 純粋な「光」が照らす真実
今回のレビューの核心は、物理スイッチによる作為的な強調を排し、純粋な「光」のみで世界を照らした際の、圧倒的な解像感と空間の美学にあるんだよね。
低域(Low):沈黙から立ち上がる、濁りなき鼓動
物理スイッチを「オフ」に設定した状態こそが、私の求める「完璧」への回答だったよ。
そこには、音楽の土台を支えるに十分な質感、量感、優先されるべき圧が共存しているんだ。スイッチを「オン」にすることで生じる微かなボワつきは、純度を濁らせるノイズに過ぎないのかもしれないね。
沈黙の中から立ち上がる、濁りのない、深く澄んだ底知れぬ響き。これこそが ZiiGaat Arete II の真骨頂なんじゃないかな。
中域(Mid):魂(クリスタル)の体温と、鮮やかな定位
緻密な分離感と、それでいて自然な繋がりが同居する、極めて稀有な仕上がりだね。
特筆すべきは、ベンチマーク曲(ClariS や fripSide)で見出したボーカルの絶妙な距離感。ハモリが左右から耳を慈しむように包み込み、ユニゾンになった瞬間に二人が凛として正面に立つ。
その鮮烈な定位は、聴き手の魂を音楽の中心へと固定し、深い安らぎを与えてくれる。この「声の居場所」の正確さには、本当に驚かされたよ。
高域(High):磨き上げられた「光の鋭利さ」
一切の潰れを感じさせない、極限まで磨き上げられた透明な輝きを放っている。基本的には「刺さり」を排除した滑らかな質感なんだけど、よしのん(南條愛乃さん)のハイトーンの一部で感じ取った、あの微細な鋭さ。
それは決して欠点なんかじゃないんだよね。むしろ、この音が持つ「光の鋭利さ」であり、真実を暴き出そうとする ZiiGaat Arete II の誠実さの裏返しなんじゃないかな、なんて思ったりしているよ。
音場・定位(Soundstage & Imaging):音の情報の整頓と広大なる静寂
「笑ってしまうほど広い」と表現したくなるような、果てなき空間。けれど、その広大さは単なる空虚ではないんだよね。ZiiGaat の緻密な計算に基づいた「情報の整頓」によって、すべての音が適正に配置されているよ。
FF14アレクサンドリアの地で見せた、混沌とした喧騒の中でもパーティメンバーや敵の気配を克明に描き出す能力。この「広大な静寂」と「正確な距離感」の共存こそが、彷徨える魂を「final phase・・・終着点」へと導く「エターナル」な体験の正体なんだと、私は確信しているんだ。
ベンチマーク曲試聴:fripSide『final phase (Version 2023)』
ツインボーカル体制となった fripSide フェーズ3。その「final phase」をどう表現するか分析するため、ZiiGaat Arete II でこの超高速シンセサウンドの深淵へと浸ってみたよ。
試聴環境: FiiO M21(4.4mmバランス、ハイゲイン設定)+ AZLA SednaEarfit Crystal 2 Standard
まおさんとひーちゃんの「声のレーン」
驚かされたのは、二人の歌声の「完全な追跡(トラッキング)」なんだよね。
超高速なシンセリフが濁流のように押し寄せる中でも、Arete II は二人の歌声を一つの「塊」として処理したりはしない。
「芯のある、まお(上杉真央)さんの歌声と、それを包み込むように支えるひーちゃん(阿部寿世さん)とのハーモニー」
Arete II は、それぞれの歌声が走る「レーン(道)」をクッキリと描き分け、ユニゾンになった瞬間の幸福感と、ハーモニーになった瞬間の階層的な美しさを、ミリ単位の精度で可視化してくれる。
シンセの厚みにボーカルが埋もれることなく、むしろボーカルを輝かせるために全ての楽器が整列する。この「個の声を見失わない」能力こそが、彷徨える音を終着点へと導くための光なんだよね。
帯域別チェック
低域(Low):超高速な打ち込みのバスドラムが、1mmの揺らぎもなく正確なビートを刻むよ。膨らみすぎず、かといって痩せすぎない。この「絶妙なタイトさ」こそが、ハイテンポな楽曲の推進力を生んでいるんだね。
中域(Mid):ツインボーカルの重なり。強めにかけられたリバーブの消え際まで、Arete II は克明に描き出す。二人の声がぶつかることなく、それぞれが独立した「熱量」を持って届く体験は、ちょっと鳥肌ものだよ。
高域(High):刺さるか刺さらないか、その極限を攻めるデジタルシンセの煌めき。耳障りな不快感へと変わる直前で、美しく「整頓」されて消えていく。このコントロールされた鋭さが、楽曲に圧倒的な「未来感」を与えてくれているんだ。

ゲーミング性能チェック:FFXIV インスタンスダンジョン記憶幻想アレクサンドリアでの「エターナル」
巷ではZiiGaat Arete II はゲーム向けって言われてるから、FF14(XIV)の世界でゲーミング性能チェックするよ。
Arete IIの真価が発揮するのは、エオルゼアという広大な世界の「final phase」に近い場所・・・Lv.100 ID(インスタンスダンジョン)『記憶幻想 アレクサンドリア』にコンテンツファインダーで行ってきたよ。
今回はFF14の最新ダンジョンを例に挙げるけど、これはFPSの足音の聞き分けや、複雑な音響設定のRPGを楽しみたい全ての人に共通する強みなんだ。
デジタルな消滅を音で「観測」する体験
FF14黄金のレガシーでの物語のラスト前のインスタンスダンジョン。平和なアレクサンドリア城下町の記憶が、戦火とデジタルの塵となって崩落していく・・・。あの切なく、そして「情報量にあふれた」フィールドを ZiiGaat Arete II で歩く体験は、もはや冒険を超えた「FFXIV世界の観測」そのものだったよ。
私が黄金のレガシーで一番好きなBGM 『終わりなき軌跡※』 の、心に切なく突き刺さるようなシンセブラスの旋律. その背後で、街がデジタルな粒子となって消えていく際の発信音のような、微細なノイズ。Arete II は、これらを一切混ぜることなく描き出してくれるんだ。
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バトル中のカオスでの秩序
ダンジョン道中の「まとめ狩り」の最中、たくさんの雑魚敵のへの攻撃スキルSEと、パーティメンバーのスキルSEが入り乱れる状況では、普通のイヤホンだと耳が情報の洪水に押し流されてしまうような場面でも、ZiiGaat Arete II は笑ってしまうほど冷静に鳴らし切ってたよ。
そしてボス戦での攻撃予兆、パーティーメンバーの位置取り。カオスなバトルの果てで、耳だけで世界のすべてを掌握できるこのパーフェクト感。
それは、彷徨える魂に道を示す「光」そのものの輝きなんじゃないかな、って思うんだ。
頂上決戦:石清水と、光 ── VS TANCHJIM SODA
ここで、A50k クラスでの私のなかで一つの到達点、TANCHJIM SODA との比較にも触れておきたいな。
| 項目 | ZiiGaat Arete II | TANCHJIM SODA |
|---|---|---|
| ドライバー構成 | 1DD+4BA(Knowles製) | 1DD+4BA+2パッシブ |
| 音の質感 | 光「真実」の絶対解像度 | 石清水「救済」の透明感 |
| ボーカル | レーンを分ける正確な定位 | 温度を届ける潤いの多幸感 |
| 価格帯 | A40kクラス | A50kクラス |

かれるみメモ
TANCHJIM SODA が「声の温もりと色彩に深く浸るための石清水(救済)」であるならば、ZiiGaat Arete II は「世界のすべてを一音漏らさず観測するための光(真実)」だと言えるかもしれない。
もし、あなたが音楽の海に揺られ、甘い癒やしを求めるなら TANCHJIM SODA が正解。
けれど、迷いを捨て、広大な静寂の中に「エターナル(永遠)」な真実を見出したいなら、選ぶべきはZiiGaat Arete II 以外にあり得ない・・・これこそが、究極の二択なんじゃないかな。

かれるみ★評価(★ 5.0 / 5.0)
| 評価項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| ボーカルの近さ・透明感 | 5.0 | 声の「レーン」を可視化。導きの手を差し伸べるような近さ |
| 中高域のクリアさ | 4.5 | 刺さらなさと鋭利な煌めきの、危ういほどの均衡が絶妙なバランス |
| 低域のバランス | 4.5 | スイッチオフ時でも十分な質量と沈み込み. オンだと低音好きなら多分ハマる |
| 分離感・解像度 | 5.0 | FF14のアレクサンドリア城の崩落すら「整理」する真実の視力 |
| 音場 | 5.0 | 広大でありながら、全ての「気配・位置」が適切な距離で届く |
| 装着感 | 5.0 | 存在が消える内圧ゼロ感. いつまで聴いてても疲れない |
| デザイン・パッケージ | 4.0 | ZiiGaat ならではなシンプルな付属品・・・だけど音質で勝負だね |
総合評価: 5.0 (満点 / ゲーミング&音楽リスニングオールラウンダーとして)
かれるみ忖度無しで満点★5だね。ゲームも音楽も。そして低音好きならスイッチオンで大満足できるしね。
ZiiGaat Arete II はこんな人におすすめ!
- 圧倒的な空間解像度で、ゲームの世界や音楽のステージを丸ごと掌握したい人。
- 金属筐体でありながら、存在が消えるような軽やかな装着感を求めている人。
- 「真実」を見通すリファレンスな音色の中に、確かな情熱や熱狂を感じたい人。
こんな人にはおすすめ出来ないかも・・・
- 物理スイッチを「ON」にした際、僅かに中域の純度が犠牲になるのが嫌な人。
- 豪華さよりも実用性を重んじた、質実剛健すぎるパッケージ構成だと不満な人。
- ゲームはやらないから、音楽だけ良い音で聴けてコスパ良いのが欲しい!という人はZiiGaat Odysseyにしてください(笑)
まとめ:光(ルミリア)の輝きがもたらす、エターナルなArete(美徳)
ZiiGaat Arete II が示したのは、初代と比べて単なるスペックの向上だけではなかったよ。
それは、日常のふとした瞬間に、広大な非日常を呼び込むための「テレポ」のような魔法。
広大な静寂の中に、ゼロ距離で広い世界の鼓動を感じたい。そんなあなたへ。
この地平線の先に広がる、美しくも残酷なほど正確な音を、ぜひその耳で体感してほしいんだ。
お気に入りプレイリストの再生ボタンを押したとき、あるいは、エオルゼアの果てしない空を仰ぎ見たとき。
ZiiGaat Arete II はきっと、あなたにとって「真実の音」の居場所を教えてくれる、「エターナル」(永遠)のパートナーになってくれるはず。そんな予感がしているよ。

製品提供:Linsoul JP さま

